お悩み相談①

K子・・・♀/51歳/事務員

A男・・・♂/30代/営業

B男・・・♂/30代/配送

 

2019年。

A男「K子さん、ラーメンでも食いに行きませんか?」

K子「いいですよ」

いつもより遅くなった帰り、ただの同僚として食事に行った。

その時にLINEを交換した二人は、たまに食事に行くようになった。

A男はバツイチ。

K子は特に恋愛対象として見てはいなかったが男と女。

休日に出かけた時、身体の関係になった。

 

K子はすでに結婚は諦めており、A男とは純粋に恋愛を楽しんでいた。

A男にとって本気だったのか、遊びだったのか、本人にしかわからないが。

3ヶ月を過ぎた頃、K子への連絡は途切れがちになり、やがて返信も来なくなった。

 

K子は穏やかな雰囲気を持つ優しい女性だった。

会社ではA男に同僚として接し、彼を責めることはしなかった。

20年近く恋愛から遠ざかり臆病になっていたのか、

決定的な言葉を聞くのが怖かったのか、

ただA男からの返信を待つだけの日々。

 

騙されたのか、遊ばれたのか、

何か事情があってのことなのか、

「何か自分が気に入らないことをしてしまったのか…?」

欝々とした日々に耐えきれず、K子はある日B男を食事に誘った。

 

A男の後輩にあたるB男には妻と小学生の子供がいた。

もちろんK子に不倫する気はない、何よりまだA男に心があった。

気安く話せる同僚として相談しようと誘っただけだった。

 

しかし一連の話を聞いたB男はこう言った。

「A男さんは悪い人ではないですが、女性に関してはだらしないというか。

A男さんにK子さんはもったいないですよ。

だって僕もK子さんのこと好きですから

 

続く。