大腸ポリープ切除

8月に見つかったちょっと大きめのポリープを切除してきました。

前日からお粥生活、当日は絶食のため、空腹の吐き気と戦いながら手術室へ。

 

麻酔を入れてもらって、ぼーっと意識がある状態で手術します。

この麻酔は人によっては不要な方もいるみたいです。

ポリープ切除自体は全く痛みがないものなので。

細身の方は痛みが強いようで、私は検査でも激痛だったので

最初から麻酔を用意していただきました。

 

でもそれでも激痛が…。

半覚醒の状態でも「痛い痛い痛い痛い痛い痛い…」と繰り返す私を見て

「麻酔追加してー」と指示する主治医の先生。

「痛み止め追加してー」次々に点滴に追加されていく薬物。

途中で何度か意識を失いながら、ようやく手術が終了しました。

先生が「わかる?聞こえる?終わったよ。二つちゃんと取ったから安心してね」と肩をポンポン。

 

そのまま担架で病室に運ばれて、麻酔を大量に使ったせいか

起き上がることもできないので、恥ずかしながら人生初の紙おむつ………。

 

15時に手術開始して、終了したのが17時。

ようやく起き上がって自分でトイレに行けたのが夜中の3時。

「これで紙おむつはずせるー」と思って、ふと便器を見たら、真っ赤…!

えっ、下血…?

やっぱもうちょい紙おむつ履いとくか…。

 

6時に再び目が覚めてトイレへ。

「いや、きっとさっきのは悪い夢だったはずだ。どうってことないさ」

便器を見たら真っ赤…。

夢じゃなかった…、もう一回寝よ…。

 

9時頃に主治医の先生が病室に来てくださったので、相談すると

「うーん、少量の出血はある場合もありますねぇ」

少量…?うん、まあいいや。

これ以上つっこむと退院がずれこみそうだ。

「見た感じ、ポリープかがん細胞かは五分五分です。結果は29日にお伝えしますね」

「ありがとうございました。で、退院は?」

「出血あるし様子みましょうか。食事も出す予定だったけど、ちょっと待ってね」

え…?おなか空き過ぎて吐き気するんすけど…。

 

ただ私の「退院してぇ」という気持ちを汲んでくださったのか

お昼を過ぎてから先生が退院許可を出してくださいまして、

迎えに来てくれた父親と母親を見た時は、嬉しくて抱きついちゃいました。

 

手術をしてくれた先生、夜中にも点滴を替えに来てくれた看護師さん、

もちろん家族にも感謝でいっぱい。

あと普通にごはんを食べれて、自分の足で歩ける日常にも感謝でいっぱい。

私は幸せだと再実感しました。

ポリープよ、ありがとう。

ポリープよ、さようなら。